「家」
って、家族の成長とともにあると思っています。
先祖から引き継いだ家でも、新たに新築する場合も、です。
私が今住んでいるのは祖父が建てた築40年になる古い家です。
和風の建物で柱が至るところに見えます。(※注1)
柱には線と名前が刻まれています。(厳密にはケーシングと呼ばれる枠)
これは祖父母の孫、つまり私や姉、従兄弟達の背丈です。
祖父は毎年、孫が来るのを楽しみに、そして記念に刻んでいたんでしょうね。
近年は和室が少ない傾向なので柱がむきだしの建物は少ないですが、こういう記念も良いですね。
子どもが産まれたから物置部屋を改装したい、
子どもが大きくなったから1人部屋に改装したい、
子どもが独立したから、家事室や読書部屋にしたい、
そういう工事をさせていただくこともあります。
家は家族構成によって形を変えていくこともあるんですね。
それはまた成長の証なんだと思います。
ご家族の成長が、家の成長なんですね。
※注1
和風の建物を「真壁」といい柱が見える造り、
洋風のあつらえ「大壁」といい柱を隠す造りです。
和風は木で空間を仕切ってリズムをだしています。
洋風は壁の柄で変化や趣を演出することが多いです。
もちろんミックスした工法も増えてきていますよ♪