解体工事!を行っています!

仮設工事の次は解体工事です。
建築工事の中でも最も危険と騒音を伴う工事になります。

解体は壊すだけ、と思われる方も多いと思いますが実はかなり大切な工事です。
建て替え工事の場合は確かに壊すだけ。
しかし騒音や粉塵、通行者への影響や万が一にも事故を起こして近隣の方々に迷惑をかけないようにしなくてはなりません。
大胆な中に緻密な調査と作業が必要です。

 

今回の改修工事の場合は更に大切な工事になります。
もちろん安全や騒音への対策も必要。
しかし特に大切なのは「壊しすぎてはいけない」ということです。
壊す部分と壊さない部分があります。
明確に分けられる部分もありますが、継ぎ目が必ずあります。
そこをキッチリと分けて解体するのは現場情報も知識も技術も必要になります。
何せ壊しすぎると予定に無かった「直す」という工程が加算されるからです。

もちろん各所に直す工程は発生するのですが、予定外が蓄積されるとちりも積もれば何とやら。
実はかなり莫大な金額になってしまいます。
現場監督として毎日職長さんや職人さんと打合せ・相談をして進めます。

今回も城崎町内で過去にお願いしたことが何度もある解体屋さんです。
まちの様子や観光のまちだということを十分に説明し知ってもらいます。
また、現場が城崎こども園に近く、登下園のご家族も多い場所です。
注意に注意を重ねなければなりません。

解体工事にはもちろん体力も必要。
こうやって一般的にはあまり知られていない工種も建築という作業にはとても大切です。
今日も安全に作業を進めたいと思います!

大阪の工務店とジョイントしました!

豊岡の鞄屋さんの大きなお屋敷をカフェ&ギャラリーに改修
する工事のお手伝いをしました!

敷地内に立派な神社もあります。

どういう経緯で大阪の工務店さんが豊岡の工事をされていた
かは知りませんが、我が社と最も縁の深い船津屋木材さんを介し
て木工事(大工仕事)の依頼が弊社に来ました。

いつもは総合請負で工事をしているので他者とジョイントすることはほとんどないのですが、今回は船津屋さんにどうしても!と頼まれたのでお手伝いをすることになりました。

↑古い柱も埋め木をして残します。

改修工事は古い部分を生かしながら、新しい部分と融合していく作業です。

 

 

設計士さんのいる案件ですので、使ったことの無い材料や工
法等私も大工も勉強になることの多い現場となりました。

 

大阪の工務店から還暦の現場監督さんが単身赴任。
カラは小さいがとてもパワフルな監督さんで様々な相談をさ
せてもらいました。

また、豊岡の工事業者をご存知ないということで(よくそん
な状況で工事受注されましたね笑)弊社の協力業者を自信を持ってご紹介しました。

 

カフェ&ギャラリーと聞いていたので完成したら是非コーヒ
ー飲みに行こう!と思っていたのですが、鞄屋さんの商談用
のカフェスペースということのようで一般開放は今のところ 考えておられないようです。残念。
開放される時があったら寄らせてもらおうと思います!

 

建築の仕事はデザインも工法も材料も様々。
技術は日進月歩。

最近は店舗で構造用合板に塗装するだけの仕上げが多いことは理解していても、自社で採用したことはありませんでした。

そういう仕上げを体験できるのもジョイントならではの仕事です。

 

滅多にない他社とのジョイントはとても刺激になりました!
大阪の監督さんに大工の仕事を褒めてもらえたのも何より嬉
しいことでした!

 

母校の修繕!

年度末は公共工事の修繕が多い時期です。
今年は母校である城崎小学校の外部床タイルの修繕を行います。

旧校舎から新校舎へ建て替えたのが私が小学3年生の時でしたから、築30年です。
もはや「新校舎」とは呼べませんね。しかし私にとってはいつまで経っても新校舎です。
今でも当時の校長先生が「100年続く校舎にしましょう!」とご挨拶されたのを覚えています。

しかしその3日後に体育館へ続く渡り廊下の鉄扉をドーンと開けてドアノブが壁に激突し、壁に穴を開けた犯人は私です。笑
早速、真新しい匂いの残る校長室にお呼び出しをくらい、しこたま怒られました。

とは言いながら、現在施工をする立場にあってはドアノブが壁に激突するなんて絶対施工不良です!ストッパーもドアチェックもないなんて信じられない!笑
幼心に、新築を最初に傷つけたと詰(なじ)られて悲しくなったことを今でも覚えています。
30年経った今となっては思い出のひとつですね。

当時は、ランチルームやワークスペースを備えた最新鋭の小学校でした。
「教室の間仕切りが動かせる」というギミックを目の当たりにして子どもながらに大興奮したものでした。

しかし時代は流れて老朽化も進んでいます。
弊社はちょこちょこ修繕工事をご依頼頂います。

古かった百葉箱を撤去したり。床を一部張り替えたり。扉の鍵を取り替えたり。外壁の一部を直したり。タイルの張替えも幾度と無く。
3年間しか通っていない校舎ですが、母校に行く機会があるのは嬉しいことでもあります。

今回のタイル修繕は予算取りのために昨年の夏に見積りをして。
2月にご依頼いただきました(年度内完成が条件)。

しかし大雪に見舞われ工事できず、3月も下旬になってしまいました。
なんとか小学校の卒業式までに直したい!卒業生に綺麗なタイルの上を歩いてもらいたい!と思っていました。

しかしここで大問題が二つ。
ひとつは受注させてもらってタイルの材料を発注した後に「予算が削られてしまいました!」と小学校の担当者さんからの連絡・・・。
そして雪による凍害です。昨年見積りした倍以上の面積のタイルがひどい状況になってしまっています。

元々予算的に悪い部分全てを直せる予定ではありませんでしたが、元の予定数量では見た目として焼け石に水のレベルです・・・。

タイル屋さん城崎小学校と協議を行い、かなり無理をして予定の倍の数量を直すことにしました。
ギリギリになってしまいましたが、卒業式に間に合ってホっと胸を撫で下ろします。

小学校の卒業生の皆さん、ご家族の方々本当におめでとうございます!

建設現場は動物園?

建設現場には色んな動物(生物)がいます。

建築や土木にはたくさんの道具、工具、機械があります。
我々建設業従事者には慣れ親しみのあるものも、一般の方には??

ハテナがつくものも多いはず。
その中で、建設現場には動物がいっぱい!
というお話を今日はご紹介しようと思います。
(実はこれ、大学生の時に課題で調べたことなんです)

 

まずは現場の動物の代表格といえば、「ウマ」です!


ただの脚立。
これを現場では「ウマ、ウマ持って来い!」と使います。

 

そして次は「ネコ」です。
重いものを運搬する一輪車。コレを「ネコ」と呼びます。
何ででしょう?

 

 

そして住宅の周りにあるコンクリートの床を「犬走り」といいます。
これは雨などが地面に当たって跳ね返りの水滴が出ないようにするもの。

 

和室にある引き戸の上の枠は「鴨居」なんでこんなとこにカモが?

 

 

黄色と黒のロープは「トラロープ」

 

ネジを締めるのは「モンキー」

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動物ではないけどドアの金具は「蝶つがい」

このように建設現場には動物(生き物)の名前がたくさんあるのです。
ご存知でしたでしょうか?

 

最後に商標ですが、面白いものを。

ご紹介します。

 

↓この道具の名前は「ペガサス」です。
なぜ空想上の動物が現場に?
答えは、脚立がウマ。ではペガサスとは?


この作業台はウマを移動させながら作業するよりも遥かに効率が上がる!
ウマの上位互換ということでペガサスという名前がつけられています。

本当に面白い!
建設現場の動物たちでした。

城崎こども園でお手伝い

城崎にある認定こども園。
城崎こども園と弊社の付き合いは古く深いものがあります。
菩提寺である極楽寺の和尚さんが代々園長をされています。
今の園長は私の2歳上で幼馴染。

私の母の就職先(45年前です)でもありました。

仕事やお寺のことや、家族丸ごと色々とお世話になっています。

 

園長はお坊さんと園長の二足のわらじ。
アイディアマンで色んなことを考えられます。
学童の施設に天体観測所を設けてみたり。 

 

自分が先生となって寺子屋をしてみたり。

そんな園長が昨年より発案したのが「卒園生タイル」です。
自分で書いた絵がタイルに焼かれます。

↑昨年ご卒園の園児たち。

これ、「どうやって貼ろう?」と去年ご相談いただきました。
専門業者に依頼しようか?自分で貼ろうか?
その工法は何が良いか?
一緒に頭を悩ませて、決断しました。

適正のある接着剤用意するから、園長に貼ってもらおう!
きっとその方が園児もご家族も喜んでくれるはず!
私もお手伝いしますよ!

ということで何も無かった壁に位置だしをして園長自ら1枚づつ貼っていきます。
世界に1枚だけのタイル。


落として割ったりしたら大変です。
(園長の責任です笑)

 

今年も綺麗に貼れました!
たまたま居合わせたお母さん方からも喜びの声がもれました。

他の地域の園を知っているわけではありませんが、城崎に「城崎こども園」があって、子ども達は本当に幸せだと思います!

面白い発想をカタチにしていくお手伝い。
こういうことも本当に楽しいです!

4月からはわが子もこども園に入園します。
わが子の描いたタイルを貼るのが今から楽しみです!

工事は仮設工事から

やっと雪も溶け、三寒四温。

日に日に、とは言わないまでも少しずつ暖かくなってきました!

UTSUROI TSUCHIYA ANNEX工事も打ち合わせと着工をしています。

工事はまず仮設工事から。

仮設というのは文字通り「仮に設置する工事」です。

例えば外部足場。

外壁を施工するのに必要ですが、工事の後はもちろん解体します。

工事作業用の足場であり、防災用(第三者に迷惑をかけない為の)として大切な役割です。

 

↑足場設置前です。

足場組は「とび職」が行います。

正直昔やんちゃだった方が多いです。(笑)

 

今回の足場は職長さんが26歳!

とっても若い。

そして昔やんちゃしてたんだろうな~という感じ。

とは言いながら、城崎こども園の通園路ということもしっかり踏まえて安全に配慮しながらガッチリした足場を組んでくれました。控えも十分に取ります。

少し休憩の時に話していると城崎出身の子でした。

私とはひとまわり以上年齢が違うので面識はありませんが。

やはり地域の工事は地域の人間が施工する方が何かにつけて良い方向に向かうと思います。

「何になるんですか?へぇ~!完成したら絶対きますわ!」

笑顔が爽やかでした。

そして前面足場の完成。

グっと建設現場らしくなりました。

これからもUTSUROIプロジェクトの進捗も報告していこうと思います!

 

 

余談

城崎こども園が近いこともあり、朝の通園ラッシュで親子にたくさん挨拶をしてもらいました。

もちろんこちらからも挨拶を返します。

同級生や知っている顔もちらほら。

嬉しい反面、特に車両の出入り等気をつけなければなりませんね。

そして私の菩提寺でもある臨済宗極楽寺も近い。

現場に行く度にお参りしています。

掲示板の言葉に毎度、心を打たれます。

頑張ります!