母校の修繕!

年度末は公共工事の修繕が多い時期です。
今年は母校である城崎小学校の外部床タイルの修繕を行います。

旧校舎から新校舎へ建て替えたのが私が小学3年生の時でしたから、築30年です。
もはや「新校舎」とは呼べませんね。しかし私にとってはいつまで経っても新校舎です。
今でも当時の校長先生が「100年続く校舎にしましょう!」とご挨拶されたのを覚えています。

しかしその3日後に体育館へ続く渡り廊下の鉄扉をドーンと開けてドアノブが壁に激突し、壁に穴を開けた犯人は私です。笑
早速、真新しい匂いの残る校長室にお呼び出しをくらい、しこたま怒られました。

とは言いながら、現在施工をする立場にあってはドアノブが壁に激突するなんて絶対施工不良です!ストッパーもドアチェックもないなんて信じられない!笑
幼心に、新築を最初に傷つけたと詰(なじ)られて悲しくなったことを今でも覚えています。
30年経った今となっては思い出のひとつですね。

当時は、ランチルームやワークスペースを備えた最新鋭の小学校でした。
「教室の間仕切りが動かせる」というギミックを目の当たりにして子どもながらに大興奮したものでした。

しかし時代は流れて老朽化も進んでいます。
弊社はちょこちょこ修繕工事をご依頼頂います。

古かった百葉箱を撤去したり。床を一部張り替えたり。扉の鍵を取り替えたり。外壁の一部を直したり。タイルの張替えも幾度と無く。
3年間しか通っていない校舎ですが、母校に行く機会があるのは嬉しいことでもあります。

今回のタイル修繕は予算取りのために昨年の夏に見積りをして。
2月にご依頼いただきました(年度内完成が条件)。

しかし大雪に見舞われ工事できず、3月も下旬になってしまいました。
なんとか小学校の卒業式までに直したい!卒業生に綺麗なタイルの上を歩いてもらいたい!と思っていました。

しかしここで大問題が二つ。
ひとつは受注させてもらってタイルの材料を発注した後に「予算が削られてしまいました!」と小学校の担当者さんからの連絡・・・。
そして雪による凍害です。昨年見積りした倍以上の面積のタイルがひどい状況になってしまっています。

元々予算的に悪い部分全てを直せる予定ではありませんでしたが、元の予定数量では見た目として焼け石に水のレベルです・・・。

タイル屋さん城崎小学校と協議を行い、かなり無理をして予定の倍の数量を直すことにしました。
ギリギリになってしまいましたが、卒業式に間に合ってホっと胸を撫で下ろします。

小学校の卒業生の皆さん、ご家族の方々本当におめでとうございます!