協力業者のお話

さて、先日は「工務店はなんでも屋さん」というお話をしました。
今日はその中で最も大切な協力業者さんのお話です。

私が建設業に足を踏み入れたころ、「協力業者」という言葉はありませんでした。
その頃使われていた言葉は「下請け(業者)」です。
確かに元請(もとうけ)と呼ばれる我々が発注するので下請(したうけ)という言葉が間違っているわけではありません。
しかしいかにも上から物言う関係を表すこの言葉が好きになれませんでした。
今から15年以上前のことです。

そして私が谷口屋工務店に入社。
世の中は段々と「協力業者」という言葉を使うようになりました。
私ももちろん率先して使っています。
やはり「協力」という言葉がしっくりきます。
発注する側が偉いとか、偉くないとかではありません。
同じ目標・工事に向かって協力するのが我々工事人です。

谷口屋工務店ではなるべく多様なお客さんの要求に応えられるように信頼できる協力業者さんのネットワークを日々構築するように努めています。
値段も大切かもしれませんが値段だけではありません。
「いかにお客さんの立場に立つことができるか」
ということを協力業者さんに求めています。
城崎町内の工事業者を今でも大切にしています。
それは城崎温泉のことをわかっている工事人だからです。
閑散期・繁忙期、車の流れ、搬出入のタイミング。
城崎の業者さんは城崎のまちのこと、建物のことを良くわかってくれていますし、困ったことにどんなに細かいことでもすぐに対処してくださいます。
やはりこの小さな町にあって高齢化している城崎町工業会ですが、大切な存在です。

 

そしてもちろん豊岡や但馬の業者さんにも信頼できる仲間を増やしています!

近年、特に力を入れているのは「商工会青年部」で出会った仲間です。
城崎は観光地なので商工会青年部に工事関係者は少ないのですが豊岡市の青年部には工事関係の事業所の仲間がたくさんいます。
これまでに仕事を一緒にしたことがなくても青年部の仲間とはこれまでからしょっちゅう顔を合わせ事業を行いお酒を飲んで。人柄が良くわかります。

「六浦くんに恥かかせるわけにはいけへん!まかせて~な!」

そういう仲間ばかりです。

 

今回UTSUROI TSUCHIYA ANNEXでは鉄筋工事を日高の飛栄さんという鉄筋屋さんにお願いしました。


少ない工期の合間を縫ってビシっと鉄筋を組んでくれました。

原社長!ありがとうございます。


こうやって青年部の仲間と仕事できるのは密かな夢のひとつでしたので嬉しく思います。
これからも一緒に仕事を「協力」してやっていける仲間と強力タッグで頑張りたいと思います!