以前、FACEBOOKで投稿したこともあるネタです。
ネタがないのでまた書いてみます。笑
日本語は言語として難しい、と言われます。
そうだと思います。
40年、日本に生まれ生きてきても難しいのですから。
子どもには、まして外国人には難しいと思います。
その一端を「数え方」から見てとれるとは思いませんか?
魚・・・1匹、2匹、3匹・・・
蟹・・・1杯、2杯、3杯・・・
鳥・・・1羽、2羽、3羽・・・
牛・・・1頭、2頭、3頭・・・
どんだけ数え方あんねん!
日本人でもそう思うのですから、外国人にはちんぷんかんぷんでしょうね。
私の娘4歳も日々、混乱の中で彷徨っています。
そんな数え方。
我々建築でも物の数え方もありますが、私が仕事をしながら感じたのが「読み方」なんです。
寸法を読むときに、cm(センチ)やm(メートル)ももちろん使いますが、職人の世界には、根強く寸(すん)尺(しゃく)の呼称も使います。
現場で大工の棟梁と話している時です。
私「あそこの材料なんだけど、厚み3寸は欲しいわ。」
棟梁「ん?何だって?」
私「3寸(すん)は欲しいって!」
棟梁「そんな寸法あれへんわ!3寸ならあるけど!」
私「だしけー3寸って言っとるがな!」
棟梁「3寸(すん)じゃなくて3寸(ずん)!!」
・・・
3寸は「さんすん」ではなく「さんずん」と読みます。
3尺も「さんしゃく」ではなく「さんじゃく」です。
なんとややこしいことでしょう!
ん?ふと日本語の数え方、そしてその読みに思いを向けてみます。
魚・・・1匹(ぴき)、2匹(ひき)、3匹(びき)・・・
蟹・・・1杯(ぱい)、2杯(はい)、3杯(ばい)・・・
鳥・・・1羽(わ)、2羽(わ)、3羽(わ・ば)・・・
牛・・・1頭(とう)、2頭(とう)、3頭(とう)・・・
数える対象によって使い分ける数え方。
それに加えて普通、濁音、鼻濁音。
普段使い分けている方が遥かに難しいというオチでした。
今ではすっかり3寸(さんずん)、3尺(じゃく)と言う様になりました。
外国人にこの法則を教えたら、3cm(さんぜんち)とか言い出すでしょうね!
WHY JAPANESE PEOPLE!!