住宅の新築工事が始まりました!

さて、この春は豊岡で住宅の新築工事を行っています。
設計はUTSUROI TSUCHIYA ANNEXでもお世話になりました、垣田先生です。
近畿大学建築学科でも教鞭を執られています。

つちやさんに頂いたご縁が繋がっているのが嬉しいです!

さて住宅の工事です。
G.L.(グランドライン:基準の高さです)を設定して、先ずは根伐り(ねぎり)工事です。

ユンボで掘り進めます。

※通称「ユンボ」と呼ばれる土を掘る機械ですが、元々はフランスの会社の製品呼称で、日本での正式名称は「バックホウ」といいます

 

掘る深さ等を確認するのはこの道具。オートレーザーです。
センサーから出る光をレシーバーでキャッチします。

これで深さの違うところも機械で手で正確な高さで掘り進めることができます。

 

 

深いところ、浅いところ。
床下の状況、柱・土台の状況で高さが変わります。

オートレーザーで高さを確認しながら掘削作業が終わりとなります。

次に、防湿のビニールシートを敷いて、「捨てコン」を打設します。

 

捨てコンとは、基礎や上屋の位置を正確に墨み出すためのコンクリートで、構造体には含まれません。
「捨てるコンクリート」の意味です。

しかしながら、本当に大切な役目を担う作業です。
昔からこの呼称が私は気に入りません!
(まあ私が気に入らないと言っても何も始まらないのですが・・・)
「位置出しコンクリート」とか「墨出しコンクリート」にすればいいのに!

トラ(トランシット)、と呼ばれる機械で捨てコンの上に墨を正確に出して行きます。

こうして基礎工事は進んでいきます。

続く