基礎工事が続きます。

さて、捨てコンクリートを打設すると墨出し。
建物の位置を原寸で捨てコンに出していきます。

そして配筋です。
今回は全部D13の鉄筋を使います。
「D13の鉄筋」とは直径13mmの異形鉄筋という意味です。


異形鉄筋というのはリブがついてボコボコしているという意味。
コンクリートとより密着して一体化するように異形鉄筋を使います。
ツルっとした鉄筋を「丸鋼:まるこう」と呼びますが現在は使いません。

 

昔の建物を解体した時に出て来ることはあります。

一般住宅の場合、D13とD10(10mmという意味です)を併用することが多いのですが、間違いの元なのでD13のみを使用しました。

配筋が終わると型枠を建て込みます。
今回は基礎ベースコンクリートを打設するので外周だけに型枠。


型枠をパイプで緊結していきます。
関西は角パイプを使いますが、関東では丸パイプを使うのが一般的。
なぜこのような違いが関西と関東であるのか?
本当に不思議です。

コンクリートを流し込むことを「コンクリート打設」といいます。
これはコンクリートを流し込んで「締め固めるためにタンピング(打つ)」からです。
コンクリート内の空気を押し出し、均一で詰まったコンクリートにするために「打設」するのです。


バイブレータ等を使いながら振動・流動させながら締め固めていきます。
それを左官屋さんが表面を均して作業は終わり。

今回もポンプ車でコンクリートを圧送します。
ポンプ車やミキサー車やクレーン車。
建設業にも働く車がたくさんあります。
その中で私はポンプ車が大好き!
機能美といいますか、ギミックが成す造形。
とてもかっこいい!

こうして無事に基礎コンクリートが打てました。
いよいよ木造建築の花形作業、建て方までもう少しとなりました。