城崎温泉の夏が始まります!(閑話休題)

豊岡の一戸建て、市営住宅の修繕、旅館のメンテナンス等を毎日行っています。

そして、城崎温泉の夏が始まります!

城崎で仕事をしていると色んな会の色んな役を申しつかります。

観光協会の夏の委員会だったり、城崎泉隊オンセンジャーの一員だったり。豊岡市商工会青年部の委員長も。

その中で一番大変なのは城崎温泉夏物語です。

四所神社で毎日縁日を開催します。

平日は毎日花火を上げます。

今年はこの夏の委員会の副委員長をしています。

大変、な中にも直接観光客のみなさんの笑顔に触れることができます。

縁日、花火、湯煙り太鼓、オンセンジャー、盆踊り、灯籠流し。

夏の城崎温泉は毎日何かしらのイベントをしています。

観光客さんはもちろん、個人的には豊岡や但馬人がもっと城崎温泉に来てもらえる、気軽な温泉地にしたいと思って活動しています。

柳祭りや竹野や香住の花火大会はもちろん良い。

しかし人も多いし花火の場所取り。

大変だと思います。

城崎は逆に毎日あるので気楽です。笑

花火も至近距離で待ち時間なく見ることができます。

ぜひ夏の城崎温泉に遊びにきてけださいね^ ^

私は城崎泉隊オンセンジャーの活動もしています。

今年は新しい取り組みを開始することができました!

以下、夏物語フェイスブックより

城崎泉隊オンセンジャーと記念撮影をしよう!

昨日より城崎温泉夏物語、夢広場(20:00~21:30)が始まりました!

今年の夏は2年ぶり!

夢広場特設ステージに城崎泉隊オンセンジャーが登場します!

8/4(日)と、8/18(日)です。

ぜひ、お楽しみに!

ショー後には記念撮影の時間があります。

旅の記念にオンセンジャーと記念撮影をしましょう!

とはいえ、オンセンジャーの登場は上記2日のみ。

「その日に城崎温泉に行かなきゃ記念撮影できないの?」

そんなお声をかけていただくこともあります。

そこで城崎泉隊オンセンジャーのスタッフ兼夢広場スタッフがARとして城崎温泉街にオンセンジャーを登場させることに成功しました!!

COCOARというアプリをダウンロードして、城崎温泉夏物語のチラシをスキャンすると•••

オンセンジャーが画面に登場します。

子どもさん、親子、カップル。

いつでもオンセンジャーと記念撮影することができます^ ^

ここで重要なのが「城崎温泉にいること」です。

GPSで城崎温泉にいるということがわからないとオンセンジャーは発動しないのです!!

「オンセンジャーショーの日じゃなくても、オンセンジャーと記念撮影ができる」

長年の悲願を達成することができました。

しかもARですので温泉街の至るところにオンセンジャーを出動させることができます。

太鼓橋や、外湯前、夢広場、旅館の客室、温泉寺・・・。

楽しみ方は貴方次第!

ぜひお試しくださいね^ ^

以上転載終わり

仕事だけでなく、地域振興やまちづくりも大切な役目だと思っています!

京アニ火災事件で思うこと

最悪の事態に見舞われた事件。
過去最大級の放火殺人事件が京都で起きました。
33人もの尊い命を奪った、本当に悲しい事件です。
評価の高い、新進のアニメ製作会社だけに若い人が、素晴らしい才能を持った方たちがたくさん働いていらっしゃったと思います。
たった1人の凶行によって。
本当に許されることではありません。

さて、心情的なことは一旦置いておくとして。
建設業者として。地域の消防団員として。
たくさん思うところがありました。

まずはやはり、「事件」であるということ。
人為的な火災は圧倒的に強烈な火勢を生みました。
いわゆる火事、給湯室のボヤ等では今回のような火災にはならなかっただろうし、死者の数も全然違っていたであろうことは容易に想像できます。
ガソリンをまいて、着火。
爆発と共に火災が発生したとか。
ガソリンは気化しやすいので、まくだけでも空気中に気化します。
そこに火をつけると爆発する。
爆発によって周辺の可燃物に引火します。
ガソリン自体が燃焼することで通常の火災では一番最後にならないと燃えないフローリング等も燃えていたかもしれません。

床が燃え、炎が避難経路を阻みます。

 

中央に螺旋階段が、奥に階段室があったようです。
階段部分はどうしても竪穴(たてあな)です。
火は上へ上へと燃え広がります。
だからこそ、一般的には階段と居室(きょしつ:常に人がいる部屋)は防火区画がなされているはずです。
延焼を食い止められるために。
防火区画はそもそもされていたのか(構造・規模によって求められる防火区画が違います)。
その防火区画は機能していたのか?
煙を外部に排出する(排煙)機能はあったのか?

排煙機能は作動していたのか?

 

今回の事件で死者が多くなったのはやはりガソリンが原因だと考えられます。
ガソリンの燃焼による黒煙の瞬時大量発生。
2階3階の人がパニックに陥る、視界不良で逃げ場を失う大きな原因になったと考えられます。
3階から屋上へ通じる階段には20人もの方が折り重なるように亡くなっていたと報道されています。

もし、屋上への扉を開けることができたら・・・
タラレバを言い出すとキリがありません。
しかし、しかし。
起きてしまった事件・事故のタラレバを心に留めておくことで未来の事件・事故を防ぐとまではいかなくても、被害を少しでも小さくすることができるかもしれない、そう思います。

ビルの中にいた人の半数が亡くなるという、本当に凄惨な事件です。
建設としては防火区画、排煙、避難経路(二方向避難)等がちゃんと機能していたのか。
本当に気になります。
消防団としては初期消火、消化設備、消防団の動き、消防署の消火活動。
普段の災害ではありません。
事件です。
何がどのように行われていたのでしょうか。

自分がその場にいたら。
何ができたでしょう?
何も出来なかったかもしれません。

今回の事件で、本当に世の中、何が起こるかわからないと思いました。
毎日疑心暗鬼で生きるのは人生として違うとは思いますが、ある程度不測の事態があっても冷静に対処できる自分でいなければ。
そう思いました。
簡単なことではありません。

しかし建設業従事者として、消防団員として。
例えば扉の壊し方は一般の人よりわかるはず。

例えば初期消火に一般人よりは早く対応できるはず。
救急救命が必要な事態ならば対処できるはず。

 

家族の為に、従業員の為に、お客様のために、地域のために。

こころがけだけでも忘れないようにしたいと思います。
本当に亡くなられた方たちのご冥福を心よりお祈り致します。

継続とヒットと青年部

このブログを始めて1年半になります。
建設業のこと、まちのこと。
週に一度ほど、どうにかこうにか更新しています。
(かなり頑張らないと週イチになりません笑)

さて、大学の友人からLINEがきました。
建築学科に通っていましたので同級生も建設業従事者がいます。
・Google先生に「ポンプ車 スクイーズ ピストン 違い」を聞いてみたら、三番目に谷口屋工務店が出てきた

そういうことだったようです。

 

ヒットした記事はコチラ↓↓↓

ポンプはやっぱりスクイズ式!

そんあことってあるんですね!
驚きました。
「谷口屋」で検索すると福井の油揚げのお店が真っ先に来ます。
https://taniguchiya.co.jp/
↑欲しかったHPアドレスです。笑

でも色々と書いていると、色々と検索にヒットするんですね。
これからも少しずつ記事をUPしようと思います。

さて、最近は日高(と豊岡の間)で大阪の業者さんの工事のお手伝いをしています。
ことの経緯はこうです↓↓↓

豊岡市商工会青年部の山本部長から連絡がある
↓↓
話を聞いてみると兵庫県青年部連合会の中西会長から連絡があったそう
↓↓
「大阪の業者が豊岡で仕事することになったそうだから助けてあげて」
その業者さん、大阪の商工会青年部員なんだそうです

というご縁でお手伝い。
大阪からはるばる豊岡で仕事されるということも驚き。
青年部の繋がりで連絡があることの驚き。

色んなご縁があります。
SNSのおかげで20年前の大学の友人との(こころの)距離が近い。
商工会青年部に所属しているから参加できる仕事がある。

本当に何事もおかげさま。
感謝感謝です!

令和日本流儀が始まります!

「令和日本流儀」
映像作家藤原次郎VS日本画家山田毅
令和元年7月13日(土)~9月16日(祝・月)
兵庫県立円山川公苑美術館
開館時間:午前9時~午後5時
※会期中は無休

7月13日~7/月15日の連休期間はお二人とも円山川公苑にいらっしゃるそうです!

言わずと知れたつちや旅館別館「UTSUROI TSUCHIYA ANNEX」の工事でお世話になった藤原次郎さんと山田毅さんの二人展。

映像と日本画という別ジャンルで「VS」つまり「対決」と銘打つのは見たことがありません。
芸術の異種格闘技戦。
とても楽しみです!

UTSUROI工事でお二人ともに仲良くさせて頂きました。

本当にお二人とも気さく。
そして私にとってはUTSUROI工事以前より存じ上げているお二人です。

 

山田毅さんの日本画といえばもちろんつちや旅館さんでお仕事をさせていただく時に至るところにかけられた作品の数々。
そして城崎の公共の建物、城崎国際アートセンター(旧城崎大会議館)、城崎小学校、城崎中学校、金融機関・・・
あらゆるところで作品をお見かけする、城崎町民にとっては(当たり前ですが)世界一身近な日本画家さんです。

UTSUROIのギャラリーは山田毅さん専用のギャラリー。

皆さん是非足を運んで欲しいです!

https://utsuroi.co.jp/

 

 

 

藤原次郎さんの映像と言えば、我々にとっては「城崎スケッチ」。


町内で行われる様々なイベント(城崎国際アートセンターであったり観光協会総会のオープニングであったり)で流される「城崎のベスト映像」といえば藤原次郎さんの映像であると言って過言ではありません。
城崎だけでなく、豊岡、但馬の様々な映像。
そして建築映像の数々。


城崎町民にとって世界一身近な映像作家さんです。

 

 

お二人とお話していると実に楽しい。
※以下、間違い、私の誤解釈があったら申し訳ありません
山田毅さん「次郎さんはええなぁ、パシャ!でええもんできる」
藤原次郎さん「毅さんはええなぁ、無い景色でも自分の感情でええもんできる」
※以上、間違い、私の誤解釈があったら申し訳ありません

表現や技法・手法は違えど、素晴らしい作品を創出されています。
そんなお二人がお互いを認め合っているからこそできる対決展。

是非皆さんも円山川公苑、行って見てくださいね。
夢広場期間、コウノトリチャレンジライド期間にも開催されているのが個人的には嬉しいです!

入札のお話

谷口屋工務店では豊岡市の公共工事に指名願いを出しています。

さて皆さんは「入札って何?」って思われているのではないでしょうか。

簡単に言うと。「公共工事を一番安く施工している会社を選ぶ」ということです。

例えば。
市営住宅に修繕等の必要が生じた場合、市役所が修繕の内容を設計します

指名競争入札願を出している会社から数社選ばれます

FAXが谷口屋に届くので設計図書・図面をもらいに市役所に行きます

約10日間で入札内容の見積りをします(途中質疑があればFAXを送ります)

入札当日を迎え、各社が希望する値段が書いた入札書を提出します

市役所の担当官が開封して予算に合えば一番値段の安かった業者が選べれます

落札者は契約・着工へ進みます

入札の流れはこんな感じ。

1回目の入札で市役所の予算より札の金額(各社の希望金額)がオーバーしていると2回目の入札を行います。
つまり業者はその場で自分の利益を減らして工事してもいいかを判断し札の金額を変えて提出します。実行予算、不確定要素の確立、金額。書類作成の経費。

何をどこまで削減してまで、工事をする意味はあるのか、儲けはあるのか。

瞬時の判断。手が震えます。

 

そうして入札をしても2回目でも市役所の予算をオーバーしてどこも落札しなかった場合は「入札が流れ」ます。
設計はそのままで業者を全部入れ替えて入札をやり直すか、設計を変更して同じ業者で再度の入札を行います。

こうして市役所は工事を発注しているんですね。
これは建築に限らず、電気設備や土木、教育なども同じだと思います。

豊岡市の入札には「最低落札制限価格」というものが設定されています。
これは安すぎたら失格!してしまうという制度。
例えば。

市の予算が100万円の工事があったとします。最低落札制限価格が80万円に設定されていたとしたら。

・110万円の札→落札できません(予算超過)
・90万円の札→落札できます
・79万円の札→失格
こういうことです。
市民の皆さんからすれば税金で行う公共工事。安い方が良いに決まっているのになんで失格にするんだ!って思いますよね?

これは不当に安い金額で受注されることを防止すると共に中小企業を守る意味合いがあると思います。

後は「安く落札してあとで増額を狙う業者の防止」もあると思います。
工事でどんなに緻密な設計がされていてもどうしても不確定要素があったりします。
それにいちゃもんを付けてあとから増額する業者もいないとは言えません。

バブルの頃は、1円入札が流行った、なんて話も聞きます。
これは1億円の物件でも、1円で工事して役所とのパイプを作るために行われていたそうです。そうやって官製談合に持ち込んでいたとか。今や、大昔の話です。

こんな感じで入札が行われます。
先日弊社では内島(城崎町内)の市営住宅の修繕工事の入札を落札しました。

実は入札というのはいつ、入札があるかは事前にはわかりません。
いきなりFAXが事務所に届きます。

入札に指名されたら忙しかろうが暇だろうが、見積もりを10日ほどでしなくてはなりません。(もちろん指名して欲しいので毎年指名願いを出しています)
仕事が取れるかどうかはもちろん入札次第。

準備して臨むのですが、その日、その場まではどうなるかわかりません。

その場で会社の売上げが何百万も変わってきます。

職人を工期内に終了できるように集めるのも仕事が取れてから。
毎回毎回、緊張して入札に臨みます。
あまり心臓には良い制度ではありません。笑