もうすぐ秋祭り!

画像を検索していたら写真より遥かに迫力のある山田毅さんの画が。

無断使用いけなかったら消します。。。

10月14日と15日は城崎温泉で毎年行われる、そう、「秋祭り」。
だんじり祭り、ではありません。「秋祭り」です。
なぜかと言えば、答えは簡単。だんじり以外にも山車があるから。
そしてもちろんお神輿さんがあってのお祭りです。
↓↓細かいことは昨年の投稿にあるのでご興味ある方は読んでみてください↓↓

秋祭りの季節です!

さて城崎に生まれると、老いも若きも男も女も秋祭りが大好きです。
小さな温泉街を上部(かみぶ)、中部(なかぶ)、下部(しもぶ)に3分して盛り上がります。
上部には神輿台という山車に小壇尻。


中・下部には大壇尻と小壇尻。

ここで長年の疑問。
あれ?お神輿さんは??

通常、神社の祭礼といえば「神輿を担ぐ」ですよね。
東京の三社祭を始め、どこもお神輿さんです。

そこが城崎温泉が他の地域と違うところです。
じゃあお神輿さんは誰が担いでいるのか?

氏子総代(秋祭りを取り仕切る責任者です)が中心になって、各町内から割り当てられた人、町外から担ぎに来る人。それで足りなければ、上中下(かみなかしも)の現役世代(現役の中でも35~50歳くらい)から捻出します。

「神社のお神輿よりも、所属する部の山車が大事」
本当に特殊な考え方です。
でもこの環境に生まれついて育ってしまった私は、実はこの特殊さに気づいたのは二十歳くらいの頃。

それまでは何とも思っていませんでした。

 

今は個人的にはやはりお神輿さんが一番大切だと思いますし、氏子(地域の人)で担ぐべきなのだろうと思います。
他の神社の氏子であると思われる豊岡の人や、遠方から担ぎに来る人が城崎の秋祭りの主役を担いでいますから。
以前には外国人の姿もありました。おそらくAET(アシスタントの英語の先生)です。
いやいや、もはや異教徒!こちらは多神教だから良いとして、むしろ貴方、一神教だとして良いの??と思いました。秋祭りを神事として捉えていない証拠です。

「日本文化に触れるイベント」そう思っているのでしょうね。

もちろんその側面も備えていることは間違いないのですが、う~ん。。

 

 

じゃあ六浦は中部を辞めてお神輿担いだら良いでしょ、そういう意見もあるかと思います。

しかしながら、やはり生涯の友である連中の仲間と現役を過ごしたいと思ってしまうのです。ご容赦ください。
自分は現役全うして、年齢にもよるけどもしその時元気だったらお神輿さんを担ぎに出たいと思います。

 

昨年のお祭りの記事投稿では若い世代への感謝を綴りました。

今年はお神輿の扱いについて。

城崎の秋祭りって、どうしても各連中や各部の結束というかイベント感が強いんです。

でもやはり本来の目的は五穀豊穣。

つまりは城崎の地域の安定と発展をお祈りすることだと思います。

神事であるという大前提。

くだらないエゴや時代錯誤はなくす時代です。

新時代、令和の秋祭りが、始まります!

HOUSE OF EDGES

垣田先生より豊岡の住宅のブックレットが届きました。

先端の家、「HOUSE OF EDGES」

ここに完結です!

工事前の状況から、垣田先生の設計(STUDY)、そして工事中、完成。

1冊にまとめられてとてもわかりやすいです。

 

UTSUROI TSUCHIYA ANNEXと並んで弊社の名刺代わり、代表作の工事となりました。

それがこうやってブックレットになっているのが本当にありがたい。

 

 

余談になりますが、改めて両工事を行って感じたことがあります。

 

片田舎の、小さな木造工務店にだってできる!

ということ。

大きな世界を知らないだけに、「うちみたいなちっちゃいとこは・・・」とつい卑下しがちです。

しかし商工会で出会ったコンサルさん、街で知り合う経営のプロと話してても

「谷口屋さんってそんなこともできるの?それってすごいことじゃない?」

「その技術って全国の工務店さんにできることじゃないんじゃない?」

そう言われることもあります。

旅館のような和風建築、和洋折衷工事をする者としては、逆に当たり前のことすぎて。

どこか自信を持てないでいました。

 

でもこうやって、出来上がった物が良いんだから、きっと自分達の仕事は良いはず!

そう、垣田先生の案件を2件完成して思えるようになりました。

そして、いつも当たり前のように一緒に仕事をしている協力業者さんがいかに谷口屋工務店を、弊社の技術を支えてくださるかが骨身に沁みています。

 

私が谷口屋に帰ってきてからしたかったのが「竣工写真」。

正直なかなかできていません。

工事って、ひとつひとつ違うんです。

家を建てる、1軒1軒違うんです。(ハウスメーカーはほぼ同じかもしれません)

台所だけ直す工事。これも1軒1軒違うんです。

カタログとは言わないまでも、成果をカタチに残したい。

それを「可視化する方法、そしてその可視化したものをつかった宣伝の下手さ」が全国の小さな工務店の一番の弱点と言えるかもしれません。

 

確かにプロに頼むと経費がかかります。

自分で一眼レフで撮ったこともありました。

でも何か、違う。

 

こんな専門性の高い仕事をしてるくせにわかってなかったのです。

「餅は餅屋」

目先の経費だったり、工事完了から引渡しまでの期間がなくて撮影期間が取れなかったり。

(自分で書いていて耳が痛い・・・笑)

 

垣田先生は前職のネットワークで母倉さんという建築写真家さんといつも一緒に仕事をされています。モデルは建築学科の学生さん。

「餅は餅屋」

やはり専門職にお願いすれば、こんな素晴らしい建築写真に、そしてブックレットになります。

夜景は工事をしていても見たことがなかったので感動!

 

これから弊社にお仕事をご依頼くださる方に見ていただける。

そう思うだけで心が躍ります。

この投稿では一部の写真を携帯で撮っただけで本当の良さは伝わりません。

是非気軽にお声がけください!

皆さんに見て頂きたいブックレットです!