間仕切りを変更する工事

城崎観光株式会社のお仕事をさせていただきました。

城崎温泉の温泉寺にあるのが城崎温泉ロープウェイ。
中腹駅には温泉寺の本堂。
山頂駅には温泉寺の奥の院があり、城崎温泉から日本海までを一望できます。

城崎温泉のロープウェイの大きな特徴は「中間駅」があることです。

中間駅があるロープウェイは城崎以外で私は見たことがありません。

二基のロープウェイがちょうど中間駅で交差します。

とても面白い。

しかしながら、温泉寺本堂で中間駅の位置が決まっているので山ろく駅までは地上から95段の階段を登らないといけません。

解体材の搬出も、工事材料の搬入も階段を登り降り。

まるで修行です。

 

 

そんな城崎温泉にある、ロープウェイの切符売り場のお仕事です。
城崎観光の社長と谷口屋工務店の会長は家がお隣で同級生。
秋祭りでもずっと同じ連中さん。

ですから私自身も馴染みの深い社長さんです。
今回は、外国人観光客の増加とキャッシュレスな世の中に対応するために、受付の間仕切りの工事をさせていただくことになりました。

まずは人の流れのシミュレーション。
どうすればお客様をいかに待たせずに対応できるか。
豊岡の小林建築設計事務所にもお世話になりながら、シミュレーションを行いました。

 

そしていよいよ着工のための準備を始めます。

本来ならば工事はGW明けに行う予定でした。
しかし想像だにしていなかった新型コロナウィルス感染症の拡大。
4/13よりロープウェイさんが休業されるということになり、予定を前倒して急遽工事を行うことになりました。

既存の間仕切りを撤去して、新しい間仕切りを起こす工事。

言葉にするのは簡単ですが、その中に色々な考えを詰め込んでいきます。
カウンターの高さや機能、見た目。

配線、機材の場所、使い易さ。

常にロープウェイの社長さんと相談しながらの工事となりました。

4枚のガラス障子を上吊で両サイドに引き込むようにしました。

すっきりと仕上がったと思います!

 

 

 

新型コロナウィルス感染症の拡大防止のために私のふるさと城崎温泉はロックダウン状態になって早1ヶ月以上が過ぎました。

城崎温泉開湯1300年祭や夏物語にコウノトリチャレンジライド・・・
関わるイベントもその全てが不透明です。

兵庫県の非常事態宣言は解除されましたが、まだまだ先の見えない状況が続いています。
建設業も人事ではありません。
しかしこのような状況の中でもお仕事をさせて頂ける事は本当にありがたいことです!

 

そして6月からは城崎温泉も少しずつ営業を再開される事業所があります。

城崎温泉ロープウェイさんも再開事業所。

とはいえ、一気に以前の状態に戻ることはないでしょう。

少しずつ。日常を取り戻すことができれば良いですね。

私も通常業務を着々とこなしたいと思います。

そして携わる観光イベント関連の準備も粛々と進めます。

新型コロナウィルスなんかに負けてたまるもんか!