平成29年度の商工会青年部の支部長を終えました!

昨日は豊岡市商工会青年部城崎支部の通常総会でした。
昨年度、平成29年度は城崎支部長を務めました。

商工会とは地域の商業工業や地場産業の振興発展の為にある組織です。
青年部は商工会の後継者の集まり。
事業所の発展はもとより、地域の発展・まちづくりに取り組む団体です。

私が城崎に帰ってきて入部したのは14年前。
平成30年度が城崎支部員として最後の年になりました。

真面目な事業から、どんちゃん騒ぎまでたくさんのことを経験しました。
先輩との繋がり、後輩との繋がり。
OBさんとのつながり、子どもや中学生、地域の方との繋がり。

私の人生において商工会青年部の活動がもたらしてくれたものはあまりに多く、枚挙に暇がありません。

そんな中、支部長をすることができたのは本当に皆さんのおかげでした。
あと1年、青年部支部員ですし、卒業してからも後輩が頑張る限り寄り添っていきたいと思います!

以下、支部長を終えるに際して総会議案書に載せた文章です。
長いですのでご興味ない方はスルーしてください。
6年前の主張発表以来、心を込めて文章に綴りました。

平成29年度事業報告
今年度は城崎町商工会青年部が発足して40周年という節目を迎えました。豊岡市商工会青年部に合併してからは8年目です。青年部の形態が時代によって変化していく中で、城崎町商工会青年部の歴史を我々がいかに受け止めることができるのか。その礎の上に我々がどんな未来を想い描くことができ、またこれからの世代へ受け渡していくことができるのか。そう考えるにあたって、この10年で人数が少なくなった城崎支部員同士や城崎のOBやまちの人達、そして新たな出会いである豊岡や但馬の青年部の仲間達との結びつきを再考築したいという想いを「絆、気づく、築く」というスローガンに込めました。

総務委員会は要の委員会として総会・役員会・例会の運営、本部また対外諸団体に関する連絡・事務などの多くの庶務処理に加え、40周年記念式典の準備は大変だったと思います。前年度からの引継ぎに加え、OBや会場とのやりとりなど雑多な事務の中で記念式典を大成功させてくれました。また豊岡市本部事業に城崎支部例会扱いとして参加する等、豊岡市本部との新しい関係を模索してくれました。縁の下の力持ちとして目立たなくも確実に支部運営を支えてくれたと思います。

会員委員会は親睦・交流の機会を通じた強固な組織づくりに大きな役目を果してくれました。特に視察親睦旅行では「青年部でしかいけない場所・学び」の素晴らしい機会となりました。各懇親会では友好を深めるだけではなく、これから青年部をどうしていくのか?などこの仲間とこの機会にしか話せない内容もあり、支部員のいつもとは違った一面を見ることができました。改めて支部員の一致団結することが支部運営のエネルギーの源であることを再確認することができました。

特別事業委員会は今年度しかない特殊な40周年記念祝賀会と、それとは逆に連綿と続く第41回城崎温泉ふるさと祭りをはじめ、それぞれ趣旨が異なる中「お祭り」をキイ・ワードとして城崎ならではの事業を展開してくれました。40周年記念祝賀会では多数のOBに楽しんでもらう、交流のきっかけとなる空間を提供してくれました。ふるさと祭りでは豊岡市の他支部との繋がりを持ちながら、町民も観光客も楽しんでもらえる仕掛けを考えてくれました。また、今後の青年部活動の懸念でもあった備品の老朽化にも着目しました。40周年記念事業とすることにより、諸先輩方のお力添えを頂いた中で老朽化備品を一新しました。今後の安定した青年部事業の展開の礎を築くことができたと思います。改めて、お祭りを担当する委員会は城崎支部の活動の大黒柱です。観光のまちにおける商工会青年部のあるべき姿を見せてくれました。

一年間、絆に気づく、そして絆を築く機会にしたいと思い活動を進めてきました。皆さんは青年部の活動に絆を、そして価値を見出すことができましたか?私は正直、まだまだだと痛感することの多い一年間でした。もちろん各委員会が今年度のスローガンを形にしようと頑張ってくれましたし、結実したこともたくさんあります。
そして1年間という短い期間で簡単に達成できるものではないとも思っています。
スローガンを達成するに至らなかった要因は何かと考えを巡らせてみると支部員に共通していることがあります。それは事業参加率が低いということです。参加しないと何も始まりません。機会を失ってしまうということですが、そのことに皆さん気づいてくれているでしょうか。
この数年で城崎支部は50人超から26人に支部員数が減ってしまいました。活動に必要なエネルギーの絶対量は確かに半減してしまったのかもしれません。しかしながら、大人数だったこれまでよりも緊密に意思疎通することができるはずです。エネルギーの総量が減ったならば、エネルギーの質を上げなければこれまでの活動を維持することもままなりません。またそれと共に、商工会親会や事務局、町内諸団体や豊岡市本部との連携もこれまで以上に必要となります。人数の変化に合わせて青年部活動を見直し、再構築する過渡期に入っていることは間違いありません。
もちろん、異業種で組織された団体であり各支部員の就業時間や形態が違います。各事業所での立ち位置も個々に違いますし、事業参加が難しい事情があるということは想像に難くありません。しかし青年部活動は城崎支部員、つまりは我々の世代にとって例え僅かであるかもしれませんが、価値のある活動しかないと私は信じています。ぜひ来年度、そして皆さんが青年部を卒業するまでの間は、事業所の中で自分が機会を得られるように調整して欲しいと思います。
青年部の活動の中で「何を得るかは、自らがどの様に活動するか」で決まります。
人数が少ないのですから、各個人が考えることが必要です。委員長であるとか役にあるかどうかではありません。在籍年数なんて関係ありません。貴方が考えを持って行動すれば必ず事業の質は変わります。
これからも城崎支部全体で絆をもって、愛するふるさと城崎温泉のため、そしてもちろん自分達の事業所に価値をもたらすために活動していきましょう。

最後にこの一年間、温かい理解をもって協力してくれた支部員の皆さんには心から感謝致します。本当にありがとうございました。

平成29年度支部長 六浦祐輔