工務店は何でも屋さん!

よくお客さんに「谷口屋さんでこんなことしてもらえる?」という問い合わせがあります。
「もちろんさせて頂きます!」
と返事をするわけですが、実は一般の方の「工務店のイメージ」は我々が行っている業務と実は少しズレがあるのかな?と思います。

皆さんの工務店のイメージはやはり「大工さん」か、「設計屋さん」というイメージではないでしょうか?
もちろん正解です。
ただ、本来の意味としての「工務店」というのは業種としては「総合請負業」といいます。
簡単に言えば、「全てを請け負う(総合請負)」ということなんです。

私たちのような小さな工務店も、日本の10大ゼネコンであっても行っている業務は基本的に同じです。
(規模は違いますが・・・)
谷口屋工務店は「何でも屋さん+大工+設計士の集合した工務店」です。

何でも屋さん、とはどういう意味だと思いますか?
例えば、雨漏りを発見したお家の方がいらっしゃったとしましょう。
修理を依頼するとして
・どの工種の人に修理を依頼して良いかわからない
(瓦屋さんなのか、板金屋さんなのか、防水屋さんなのか、複合の屋根なのか)
・その工種に合う職人さんや会社を知らない
・それに付随する修理があるかどうか判断できない
・付随工事の発注をしないといけない

という様に頭を悩まされるかと思います。
その悩みを解決する為に総合して請け負うのが工務店の仕事なのです。
具体的には、
1. 私が雨漏りを見に行きます。
2. 現場に必要な職人さんを手配します。
3. 職人さんと現場で原因を究明します。
(※しかしながら古い木造では雨漏りの原因を突き止めるのは至難の業であることはご理解頂けるとありがたいです!)
4. どう修繕するのが最良の方法かを検討して処置します。(見積りを作成します)
5. 付随工事がある場合は関係工種の職人さんを施工順序通りに手配します。

こんな感じです。
これは雨漏りの場合ですが、家のトラブルは全て同じ様にご相談に乗りますし、何でも処置致します。
これが「工務店」の仕事なんです。
つまりはお家に関する「何でも屋さん」です。
一般の方より知識と経験があります。
もちろん協力業者とのガッチリタッグがあってこそです。
確かに手配だけして経費を頂きます。その価値は「安心」「手軽さ」の値段だと思って欲しいのです。

大根を大根農家さんからかって、小松菜を小松菜農家さんから買って、苺を苺農家さんから個別に買う人は(ほとんど)いらっしゃらないと思います。
八百屋さん、もしくは魚も買うならスーパーマーケットですよね。

そんな感じです。安心して一括してご相談、施工ができるということなんです。

一昔前に「何故竿だけ屋が儲かるのか」という本が流行りました。
この本を読んだとき愕然としてことを記憶しています。

必ずしも悪いと決め付ける訳ではありませんが、流しの竿だけやさん、そしてその知り合いの業者に家のメンテナンスを発注するという行為は考え物です。

一度落ち着いて考えてみて欲しいと思います。

 

我々、地域の工務店は地元密着で信頼できる協力業者さんとだけ仕事をしています。
それはその後のメンテナンスであったり、施工不良等の責任を私が看板に賭けて背負うという意味です。
流しの業者には「責任を背負う」という言葉は無いと言っても過言ではありません。

 

大切なお家です。
修繕・メンテナンスにもお金がかかります。
安心できる業者さんを選んで頂きたいと思います。

もちろん知り合いに職人さんがいらっしゃれば、直接発注されたら良いと思います!

知り合いこそ、安心です。

 

「どないしよ?」と迷った時は、悩んだ時は弊社に限らず地域の信頼できる何でも屋さん、「工務店」を頼ってみてくださいね。

私は手摺一本取り付けに伺ったことはもちろんありますし、階段のノンスリップ取付、風が拭いてトタンの釘1本打って欲しいという依頼から、犬小屋作って欲しいという依頼まで何でもお伺いします!お茶飲み友達も大歓迎です!