大工さんの趣味

我が社の大工のお父さん。
その方も大工さんです。
いつも仕事のお手伝いをお願いしています。

その大工さんの趣味。
欅(ケヤキ)を加工して玩具を作られます。
モチーフは「働く車」。
やはり建設業がモチーフなんですね(笑)。
クレーンは伸びるし、ショベルも動きます。
欅は硬い木材ですが見事な加工に温かみが木目から溢れています。

やはり手先が器用!
細かい作業や難しい加工はやはりベテランの技が光ります。

以前、私にもフルセットプレゼントしてくださいました。
感動して娘にひとしきり見せました。

その後は我が家は娘2人だし、もっと多くの子どもに触れて欲しい!
と思って城崎こども園に寄贈させてもらいました。

タブレットや最新の玩具もたくさんありますが、やはり木の玩具に触れて欲しいと思います。

子ども達が喜んでくれていると良いなぁ。

 

作業と作品

さて準備してきたUTSUROI TSUCHIYA ANNEXの工事安全祈願祭

を終えていよいよ工事に入ります。

このプロジェクトは設計士さん、アドバイザーさん、日本画家さん、彫刻家さん、照明のプロの方・・・

と多くの方が結集しています。

その中で今回ご紹介するのは映像作家の「藤原次郎」さんです。

「城崎スケッチ」をはじめ、豊岡や但馬の映像をたくさん発表されています。

↓↓失礼があってはいけないので是非HPをごらんください↓↓

jiro-fujiwara.com

今回のプロジェクトを映像に残してくださいます。

先ずは着工前の写真を撮っていただいたのを見せてもらいました。

とても美しい。

これから改装する建物には見えません。

 

 

 

我々施工業者は「工事写真」というものを撮ります。

↓工事写真↓

 

 

特に公共工事等では大切な作業です。

藤原さんの写真とは別物です。

「作業」と「作品」の差ですね。

とはいえやはりこの作業は大切なことには変わりありません。

 

 

イガキフォトスタジオさんにもよく家族写真を撮ってもらいますが、やはり餅は餅屋。

プロの技って本当に凄いです。

※この画像は載せるために写真をスキャンしているので写真はもっと素敵です!

↓↓イガキフォトスタジオ↓↓

http://www.igakiphoto.jp/

 

 

我々も建築、施工のプロとして知識と木材加工や施工の腕を更に磨かねば!

と改めて感じました。

我々施工者が日々着々と行う「作業」の積み重ねが、お施主さんにとってかけがえのない「作品」となるのですからね。

 

 

 

 

「UTSUROI TSUCHIYA ANNEX」

昨日は「工事安全祈願祭」に出席しました。
いわゆる「地鎮祭」のようなものですが、新築ではなく改装ですので神様への着工の報告かつ、安全を祈願するための式典です。

城崎温泉の旧消防署がプロポーザル(簡単に言えば提案型の入札)に出され、つちや旅館さんが見事落札されました。それから相談を重ね、ついに着工と相成りました。

弊社、谷口屋工務店が施工をさせていただきます。

つちやさん出身の日本画家、山田毅画伯の絵画ががふんだんにちりばめられたアートギャラリー&カフェを併設した宿泊施設に生まれ変わる、その名も

「UTSUROI TSUCHIYA ANNEX」プロジェクト。

誠意一杯施工して、城崎温泉の新たなランドマークにしたいと思います!

・・・余談・・・
若くして亡くなられた先代の社長には個人的にも可愛がっていただきました。
ひょうひょうとした方で、何の用事もないのに呼んでもらってお茶を飲みながら世間話をしたり。屋根裏に猫が入ったから取ってくれと22時に電話がかかってきたり。
家族旅行に行くからその間に工事しといてと旅館の鍵をお預かりしたり。
こんな全幅の信頼をしていただけるのは施工会社としては嬉しい反面、大変なプレッシャーでもあります。
亡くなった時はあまりに早すぎて信じられませんでした。
私が弊社に入社し、工事をしていた十数年前は小学生だった息子さんが素晴らしいリーダーとしてプロジェクトを牽引されています。

この姿を天国で先代の社長も見られてるのではないでしょうか。
と思っていたら、思いがけない出来事がありました。
工事安全祈願祭で宮司さんが祝詞を奏上されているときに道路を鹿が通り過ぎたそうです(私は司会で背を向けていたので気がつかなかった)。

鹿は神の使いと言われます。
先代の社長が鹿に姿を変えて様子を見に来られたのだと思います。

幸せな気分になれた安全祈願祭でした。
しかし工事はこれから!頑張ります!