工務店は何でも屋さん!

よくお客さんに「谷口屋さんでこんなことしてもらえる?」という問い合わせがあります。
「もちろんさせて頂きます!」
と返事をするわけですが、実は一般の方の「工務店のイメージ」は我々が行っている業務と実は少しズレがあるのかな?と思います。

皆さんの工務店のイメージはやはり「大工さん」か、「設計屋さん」というイメージではないでしょうか?
もちろん正解です。
ただ、本来の意味としての「工務店」というのは業種としては「総合請負業」といいます。
簡単に言えば、「全てを請け負う(総合請負)」ということなんです。

私たちのような小さな工務店も、日本の10大ゼネコンであっても行っている業務は基本的に同じです。
(規模は違いますが・・・)
谷口屋工務店は「何でも屋さん+大工+設計士の集合した工務店」です。

何でも屋さん、とはどういう意味だと思いますか?
例えば、雨漏りを発見したお家の方がいらっしゃったとしましょう。
修理を依頼するとして
・どの工種の人に修理を依頼して良いかわからない
(瓦屋さんなのか、板金屋さんなのか、防水屋さんなのか、複合の屋根なのか)
・その工種に合う職人さんや会社を知らない
・それに付随する修理があるかどうか判断できない
・付随工事の発注をしないといけない

という様に頭を悩まされるかと思います。
その悩みを解決する為に総合して請け負うのが工務店の仕事なのです。
具体的には、
1. 私が雨漏りを見に行きます。
2. 現場に必要な職人さんを手配します。
3. 職人さんと現場で原因を究明します。
(※しかしながら古い木造では雨漏りの原因を突き止めるのは至難の業であることはご理解頂けるとありがたいです!)
4. どう修繕するのが最良の方法かを検討して処置します。(見積りを作成します)
5. 付随工事がある場合は関係工種の職人さんを施工順序通りに手配します。

こんな感じです。
これは雨漏りの場合ですが、家のトラブルは全て同じ様にご相談に乗りますし、何でも処置致します。
これが「工務店」の仕事なんです。
つまりはお家に関する「何でも屋さん」です。
一般の方より知識と経験があります。
もちろん協力業者とのガッチリタッグがあってこそです。
確かに手配だけして経費を頂きます。その価値は「安心」「手軽さ」の値段だと思って欲しいのです。

大根を大根農家さんからかって、小松菜を小松菜農家さんから買って、苺を苺農家さんから個別に買う人は(ほとんど)いらっしゃらないと思います。
八百屋さん、もしくは魚も買うならスーパーマーケットですよね。

そんな感じです。安心して一括してご相談、施工ができるということなんです。

一昔前に「何故竿だけ屋が儲かるのか」という本が流行りました。
この本を読んだとき愕然としてことを記憶しています。

必ずしも悪いと決め付ける訳ではありませんが、流しの竿だけやさん、そしてその知り合いの業者に家のメンテナンスを発注するという行為は考え物です。

一度落ち着いて考えてみて欲しいと思います。

 

我々、地域の工務店は地元密着で信頼できる協力業者さんとだけ仕事をしています。
それはその後のメンテナンスであったり、施工不良等の責任を私が看板に賭けて背負うという意味です。
流しの業者には「責任を背負う」という言葉は無いと言っても過言ではありません。

 

大切なお家です。
修繕・メンテナンスにもお金がかかります。
安心できる業者さんを選んで頂きたいと思います。

もちろん知り合いに職人さんがいらっしゃれば、直接発注されたら良いと思います!

知り合いこそ、安心です。

 

「どないしよ?」と迷った時は、悩んだ時は弊社に限らず地域の信頼できる何でも屋さん、「工務店」を頼ってみてくださいね。

私は手摺一本取り付けに伺ったことはもちろんありますし、階段のノンスリップ取付、風が拭いてトタンの釘1本打って欲しいという依頼から、犬小屋作って欲しいという依頼まで何でもお伺いします!お茶飲み友達も大歓迎です!

ケミカルアンカーを施工します!

木造メインの工務店では珍しい工事をしました。
それは「ケミカルアンカー」の施工です。
これは何か?といいますと、「既存のコンクリートと新設のコンクリートを緊結させるもの」というところでしょうか。

 

それも打込むだけのタイプの金属アンカーと、接着式のケミカルアンカーがあります。
UTSUROI工事では近畿大学の構造設計の阿波野先生に構造計算をお願いしています。
構造計算で補強するべき壁、新設すべき壁、打ち増す壁、打ち増す梁が決定しました。

そこに配筋してコンクリートを打設するだけでは既存コンクリートと新設コンクリートが一体化しません。
なのでアンカーを施工していきます。

今回は協議の上、ケミカルアンカーを施工することになりました。
理由は2点。ケミカルアンカーの方が金属アンカーよりも耐力(引き抜けにくい度合い)が3倍あることと、後打ちコンクリートの隙間ができた場合腐食を防ぐという狙いです。

仕様するアンカーはガラス瓶に入ったタイプを採用しました。
これはガラス管の中に接着剤と硬化剤(白い部分)が交互に連なっています。
これを鉄筋を差し込む際に混ぜ合わせて硬化して接着することになります。

まずは墨だしです。
増し打ちコンクリートの型枠の墨とアンカーの墨を出します。

そして穴あけ。
今回は140mmの深さの穴を開けていきます。

穴の中のコンクリート粉をブロアで吹き飛ばします。


そしてワイヤーブラシで穴咥内をかきだします。


そしてブロアーで粉を吹き飛ばす。
これが粉が出なくなるまで繰り返します。

そしてケミカルの挿入。
穴にガラス管を挿入します。

そして鉄筋を回しながら挿入します。
接着剤と硬化剤が穴内で混ざって固まります。
これが一連の作業です。

今回の現場ではこれを実に300箇所以上(!)施工します。
構造躯体(くたい)にとってはとても大切な作業。

そして配筋→型枠→コンクリート打設に進みます。

躯体の耐震補強工事は続きます!

桃島池の木道を整備!

豊岡市役所城崎振興局がある場所に桃島池はあります。
桃島池には絶滅危惧種のトンボ、「ヒヌマイトトンボ」が生息しています。

何とこのほど、「天然記念物」に指定されるそうです!
体長3cmほどの小さな可愛らしいトンボです。

↓詳しくはwikiでどうぞ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%8C%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%9C

 

このトンボの成育環境を守る取り組みを天理教但城教会の松本さんを中心に行っておられ、但馬県民局がバックアップされています。

 

事の発端は13年程前。
「全国トンボ学会するしけ~、ヒヌマイトトンボを見て回れる木道作ってくれ!」
工務店の私にはチンプンカンプンなご依頼でしたが、なんとなく想像するのは尾瀬の木道でしょうか。安全に変なところを踏まずに見学できる木の道です。

桃島池の周りは湿地帯です。
木の道なんて腐るのは必至です。
「朽ちたら良い」

防腐剤等は育成環境を壊すかもしれないから使わないで良い。

ということでヒヌマイトトンボ生育地をぐるっと見て回れる木道を設置させてもらいました。

 

13年が過ぎ、かなり腐朽が進んでいます。

 

という訳で今回は入り口部分の6基を交換します。
(確か全部で35基ほど設置したと記憶しています)
来年の夏を目処に残りの部分も取替えされるそうです。

私が子どもの頃はヒヌマイトトンボの存在を知りませんでした。
(生息が気づかれていなかったのでしょうか?)
ヒヌマイトトンボをはじめ、ヒメハルゼミであったり、最近では蛍。

城崎温泉には意外と珍しい生き物がたくさんいます。

田舎とはいえ温泉街。観光客が少し足を伸ばせば日本の原風景に出会えるまち。

これは素晴らしいことだと思います。

(残念ながら観光資源と呼べるほどのパワーはないかもしれませんが)

 

 

そしてそれを守る取り組みをされている方がいます。
支える行政がここにはあります。

そんな中で専門ではないかもしれませんが我々も少しだけお手伝いをさせてもらいます。

本来の大工工事ではないかもしれませんが、こうした作業は地域にとって価値のあるものだと考えています。

平成29年度の商工会青年部の支部長を終えました!

昨日は豊岡市商工会青年部城崎支部の通常総会でした。
昨年度、平成29年度は城崎支部長を務めました。

商工会とは地域の商業工業や地場産業の振興発展の為にある組織です。
青年部は商工会の後継者の集まり。
事業所の発展はもとより、地域の発展・まちづくりに取り組む団体です。

私が城崎に帰ってきて入部したのは14年前。
平成30年度が城崎支部員として最後の年になりました。

真面目な事業から、どんちゃん騒ぎまでたくさんのことを経験しました。
先輩との繋がり、後輩との繋がり。
OBさんとのつながり、子どもや中学生、地域の方との繋がり。

私の人生において商工会青年部の活動がもたらしてくれたものはあまりに多く、枚挙に暇がありません。

そんな中、支部長をすることができたのは本当に皆さんのおかげでした。
あと1年、青年部支部員ですし、卒業してからも後輩が頑張る限り寄り添っていきたいと思います!

以下、支部長を終えるに際して総会議案書に載せた文章です。
長いですのでご興味ない方はスルーしてください。
6年前の主張発表以来、心を込めて文章に綴りました。

平成29年度事業報告
今年度は城崎町商工会青年部が発足して40周年という節目を迎えました。豊岡市商工会青年部に合併してからは8年目です。青年部の形態が時代によって変化していく中で、城崎町商工会青年部の歴史を我々がいかに受け止めることができるのか。その礎の上に我々がどんな未来を想い描くことができ、またこれからの世代へ受け渡していくことができるのか。そう考えるにあたって、この10年で人数が少なくなった城崎支部員同士や城崎のOBやまちの人達、そして新たな出会いである豊岡や但馬の青年部の仲間達との結びつきを再考築したいという想いを「絆、気づく、築く」というスローガンに込めました。

総務委員会は要の委員会として総会・役員会・例会の運営、本部また対外諸団体に関する連絡・事務などの多くの庶務処理に加え、40周年記念式典の準備は大変だったと思います。前年度からの引継ぎに加え、OBや会場とのやりとりなど雑多な事務の中で記念式典を大成功させてくれました。また豊岡市本部事業に城崎支部例会扱いとして参加する等、豊岡市本部との新しい関係を模索してくれました。縁の下の力持ちとして目立たなくも確実に支部運営を支えてくれたと思います。

会員委員会は親睦・交流の機会を通じた強固な組織づくりに大きな役目を果してくれました。特に視察親睦旅行では「青年部でしかいけない場所・学び」の素晴らしい機会となりました。各懇親会では友好を深めるだけではなく、これから青年部をどうしていくのか?などこの仲間とこの機会にしか話せない内容もあり、支部員のいつもとは違った一面を見ることができました。改めて支部員の一致団結することが支部運営のエネルギーの源であることを再確認することができました。

特別事業委員会は今年度しかない特殊な40周年記念祝賀会と、それとは逆に連綿と続く第41回城崎温泉ふるさと祭りをはじめ、それぞれ趣旨が異なる中「お祭り」をキイ・ワードとして城崎ならではの事業を展開してくれました。40周年記念祝賀会では多数のOBに楽しんでもらう、交流のきっかけとなる空間を提供してくれました。ふるさと祭りでは豊岡市の他支部との繋がりを持ちながら、町民も観光客も楽しんでもらえる仕掛けを考えてくれました。また、今後の青年部活動の懸念でもあった備品の老朽化にも着目しました。40周年記念事業とすることにより、諸先輩方のお力添えを頂いた中で老朽化備品を一新しました。今後の安定した青年部事業の展開の礎を築くことができたと思います。改めて、お祭りを担当する委員会は城崎支部の活動の大黒柱です。観光のまちにおける商工会青年部のあるべき姿を見せてくれました。

一年間、絆に気づく、そして絆を築く機会にしたいと思い活動を進めてきました。皆さんは青年部の活動に絆を、そして価値を見出すことができましたか?私は正直、まだまだだと痛感することの多い一年間でした。もちろん各委員会が今年度のスローガンを形にしようと頑張ってくれましたし、結実したこともたくさんあります。
そして1年間という短い期間で簡単に達成できるものではないとも思っています。
スローガンを達成するに至らなかった要因は何かと考えを巡らせてみると支部員に共通していることがあります。それは事業参加率が低いということです。参加しないと何も始まりません。機会を失ってしまうということですが、そのことに皆さん気づいてくれているでしょうか。
この数年で城崎支部は50人超から26人に支部員数が減ってしまいました。活動に必要なエネルギーの絶対量は確かに半減してしまったのかもしれません。しかしながら、大人数だったこれまでよりも緊密に意思疎通することができるはずです。エネルギーの総量が減ったならば、エネルギーの質を上げなければこれまでの活動を維持することもままなりません。またそれと共に、商工会親会や事務局、町内諸団体や豊岡市本部との連携もこれまで以上に必要となります。人数の変化に合わせて青年部活動を見直し、再構築する過渡期に入っていることは間違いありません。
もちろん、異業種で組織された団体であり各支部員の就業時間や形態が違います。各事業所での立ち位置も個々に違いますし、事業参加が難しい事情があるということは想像に難くありません。しかし青年部活動は城崎支部員、つまりは我々の世代にとって例え僅かであるかもしれませんが、価値のある活動しかないと私は信じています。ぜひ来年度、そして皆さんが青年部を卒業するまでの間は、事業所の中で自分が機会を得られるように調整して欲しいと思います。
青年部の活動の中で「何を得るかは、自らがどの様に活動するか」で決まります。
人数が少ないのですから、各個人が考えることが必要です。委員長であるとか役にあるかどうかではありません。在籍年数なんて関係ありません。貴方が考えを持って行動すれば必ず事業の質は変わります。
これからも城崎支部全体で絆をもって、愛するふるさと城崎温泉のため、そしてもちろん自分達の事業所に価値をもたらすために活動していきましょう。

最後にこの一年間、温かい理解をもって協力してくれた支部員の皆さんには心から感謝致します。本当にありがとうございました。

平成29年度支部長 六浦祐輔

オガクズの行方

建設業でお客様に見えない部分(作業)。
それは「加工」という工程になるのかなと思います。
工事をする時、木材は材木屋さんから仕入れて施工するのですが、そのまま取り付けられる訳ではありません。

取付箇所によって樹種を変えたり、木の向き(目)を変えたり。

鴨居には鴨居の寸法がありますし、敷居の寸法、長押(なげし)の寸法、溝の深さ・幅・・・。 枚挙に暇がありません。

もちろん工務店ごとの共通の寸法もあり

ますし、改修工事の場合は現場に合わせて寸法を決定します。

そしてそれは木材を自社の工場(こうば)で加工していくことになります。

機械で寸法を整えて、超仕上げ(ちょうしあげ・手鉋のような仕上げ)をしたり。

墨付けをしてホゾをほったり、蟻を刻んだり。

近年はプレカット(機械で墨出し・加工を済ませてから現場に搬入される工法)を採用することも多くなりましたが、やはり改修工事やこだわりの箇所は手で機械で工場の中で加工します。

お客様には見えない作業が、工場では日々行われているのです。
今日はそんな加工の中で発生する「オガクズ」のお話です。
特に機械加工で大量のオガクズが発生します。
実は加工機械にはダクトがついていまして。


↑加工機械です。

発生したオガクズの大半はダクトを通って2階にある貯蔵室に貯められます。

↓貯蔵室にあるオガクズの山。下にはダンプの荷台が待ち構えています。

年間2tダンプに10~15台分の大量のオガクズが発生します。
そのオガクズはダンプで搬出します。
1階にダンプを止めて2階から落として積み込みます。

オガクズ積み作業はかなり過酷です。
服の間から進入してはジャリジャリかいくてたまりません。

花粉症や黄砂よりも粒子の大きさは大きいとは思うのですがヒノキ花粉や杉花粉のアレルギーがある人にはオガクズでも反応するのでしょうか?
大変ですが年に数回、どうしてもしなければならない作業です。

このオガクズを過去は処分していました。
1台約5000円の処分費がかかります。
しかも積込み・運搬の経費もかかります。

しかし数年前からは豊岡の牧場さんにもらって頂いています。
お金をかけて処分していただけに大助かり!
牧場さんも牛の寝床にじゃんじゃん使えるので喜んでもらっています。
正にWINWIN!

ずーっと何かに使えないかと思案していましたが良い考えも浮かばず。
この形に落ち着きました。

もしオガクズが必要な方がいらっしゃったらいつでも言ってください!
好きなだけ差し上げます!
2tダンプ満載分を引き取ってもらえるなら旧豊岡市内くらいならお持ちします!

お客様には見えない地味な作業の話でした。

解体工事!を行っています!

仮設工事の次は解体工事です。
建築工事の中でも最も危険と騒音を伴う工事になります。

解体は壊すだけ、と思われる方も多いと思いますが実はかなり大切な工事です。
建て替え工事の場合は確かに壊すだけ。
しかし騒音や粉塵、通行者への影響や万が一にも事故を起こして近隣の方々に迷惑をかけないようにしなくてはなりません。
大胆な中に緻密な調査と作業が必要です。

 

今回の改修工事の場合は更に大切な工事になります。
もちろん安全や騒音への対策も必要。
しかし特に大切なのは「壊しすぎてはいけない」ということです。
壊す部分と壊さない部分があります。
明確に分けられる部分もありますが、継ぎ目が必ずあります。
そこをキッチリと分けて解体するのは現場情報も知識も技術も必要になります。
何せ壊しすぎると予定に無かった「直す」という工程が加算されるからです。

もちろん各所に直す工程は発生するのですが、予定外が蓄積されるとちりも積もれば何とやら。
実はかなり莫大な金額になってしまいます。
現場監督として毎日職長さんや職人さんと打合せ・相談をして進めます。

今回も城崎町内で過去にお願いしたことが何度もある解体屋さんです。
まちの様子や観光のまちだということを十分に説明し知ってもらいます。
また、現場が城崎こども園に近く、登下園のご家族も多い場所です。
注意に注意を重ねなければなりません。

解体工事にはもちろん体力も必要。
こうやって一般的にはあまり知られていない工種も建築という作業にはとても大切です。
今日も安全に作業を進めたいと思います!

大阪の工務店とジョイントしました!

豊岡の鞄屋さんの大きなお屋敷をカフェ&ギャラリーに改修
する工事のお手伝いをしました!

敷地内に立派な神社もあります。

どういう経緯で大阪の工務店さんが豊岡の工事をされていた
かは知りませんが、我が社と最も縁の深い船津屋木材さんを介し
て木工事(大工仕事)の依頼が弊社に来ました。

いつもは総合請負で工事をしているので他者とジョイントすることはほとんどないのですが、今回は船津屋さんにどうしても!と頼まれたのでお手伝いをすることになりました。

↑古い柱も埋め木をして残します。

改修工事は古い部分を生かしながら、新しい部分と融合していく作業です。

 

 

設計士さんのいる案件ですので、使ったことの無い材料や工
法等私も大工も勉強になることの多い現場となりました。

 

大阪の工務店から還暦の現場監督さんが単身赴任。
カラは小さいがとてもパワフルな監督さんで様々な相談をさ
せてもらいました。

また、豊岡の工事業者をご存知ないということで(よくそん
な状況で工事受注されましたね笑)弊社の協力業者を自信を持ってご紹介しました。

 

カフェ&ギャラリーと聞いていたので完成したら是非コーヒ
ー飲みに行こう!と思っていたのですが、鞄屋さんの商談用
のカフェスペースということのようで一般開放は今のところ 考えておられないようです。残念。
開放される時があったら寄らせてもらおうと思います!

 

建築の仕事はデザインも工法も材料も様々。
技術は日進月歩。

最近は店舗で構造用合板に塗装するだけの仕上げが多いことは理解していても、自社で採用したことはありませんでした。

そういう仕上げを体験できるのもジョイントならではの仕事です。

 

滅多にない他社とのジョイントはとても刺激になりました!
大阪の監督さんに大工の仕事を褒めてもらえたのも何より嬉
しいことでした!

 

母校の修繕!

年度末は公共工事の修繕が多い時期です。
今年は母校である城崎小学校の外部床タイルの修繕を行います。

旧校舎から新校舎へ建て替えたのが私が小学3年生の時でしたから、築30年です。
もはや「新校舎」とは呼べませんね。しかし私にとってはいつまで経っても新校舎です。
今でも当時の校長先生が「100年続く校舎にしましょう!」とご挨拶されたのを覚えています。

しかしその3日後に体育館へ続く渡り廊下の鉄扉をドーンと開けてドアノブが壁に激突し、壁に穴を開けた犯人は私です。笑
早速、真新しい匂いの残る校長室にお呼び出しをくらい、しこたま怒られました。

とは言いながら、現在施工をする立場にあってはドアノブが壁に激突するなんて絶対施工不良です!ストッパーもドアチェックもないなんて信じられない!笑
幼心に、新築を最初に傷つけたと詰(なじ)られて悲しくなったことを今でも覚えています。
30年経った今となっては思い出のひとつですね。

当時は、ランチルームやワークスペースを備えた最新鋭の小学校でした。
「教室の間仕切りが動かせる」というギミックを目の当たりにして子どもながらに大興奮したものでした。

しかし時代は流れて老朽化も進んでいます。
弊社はちょこちょこ修繕工事をご依頼頂います。

古かった百葉箱を撤去したり。床を一部張り替えたり。扉の鍵を取り替えたり。外壁の一部を直したり。タイルの張替えも幾度と無く。
3年間しか通っていない校舎ですが、母校に行く機会があるのは嬉しいことでもあります。

今回のタイル修繕は予算取りのために昨年の夏に見積りをして。
2月にご依頼いただきました(年度内完成が条件)。

しかし大雪に見舞われ工事できず、3月も下旬になってしまいました。
なんとか小学校の卒業式までに直したい!卒業生に綺麗なタイルの上を歩いてもらいたい!と思っていました。

しかしここで大問題が二つ。
ひとつは受注させてもらってタイルの材料を発注した後に「予算が削られてしまいました!」と小学校の担当者さんからの連絡・・・。
そして雪による凍害です。昨年見積りした倍以上の面積のタイルがひどい状況になってしまっています。

元々予算的に悪い部分全てを直せる予定ではありませんでしたが、元の予定数量では見た目として焼け石に水のレベルです・・・。

タイル屋さん城崎小学校と協議を行い、かなり無理をして予定の倍の数量を直すことにしました。
ギリギリになってしまいましたが、卒業式に間に合ってホっと胸を撫で下ろします。

小学校の卒業生の皆さん、ご家族の方々本当におめでとうございます!

建設現場は動物園?

建設現場には色んな動物(生物)がいます。

建築や土木にはたくさんの道具、工具、機械があります。
我々建設業従事者には慣れ親しみのあるものも、一般の方には??

ハテナがつくものも多いはず。
その中で、建設現場には動物がいっぱい!
というお話を今日はご紹介しようと思います。
(実はこれ、大学生の時に課題で調べたことなんです)

 

まずは現場の動物の代表格といえば、「ウマ」です!


ただの脚立。
これを現場では「ウマ、ウマ持って来い!」と使います。

 

そして次は「ネコ」です。
重いものを運搬する一輪車。コレを「ネコ」と呼びます。
何ででしょう?

 

 

そして住宅の周りにあるコンクリートの床を「犬走り」といいます。
これは雨などが地面に当たって跳ね返りの水滴が出ないようにするもの。

 

和室にある引き戸の上の枠は「鴨居」なんでこんなとこにカモが?

 

 

黄色と黒のロープは「トラロープ」

 

ネジを締めるのは「モンキー」

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動物ではないけどドアの金具は「蝶つがい」

このように建設現場には動物(生き物)の名前がたくさんあるのです。
ご存知でしたでしょうか?

 

最後に商標ですが、面白いものを。

ご紹介します。

 

↓この道具の名前は「ペガサス」です。
なぜ空想上の動物が現場に?
答えは、脚立がウマ。ではペガサスとは?


この作業台はウマを移動させながら作業するよりも遥かに効率が上がる!
ウマの上位互換ということでペガサスという名前がつけられています。

本当に面白い!
建設現場の動物たちでした。

城崎こども園でお手伝い

城崎にある認定こども園。
城崎こども園と弊社の付き合いは古く深いものがあります。
菩提寺である極楽寺の和尚さんが代々園長をされています。
今の園長は私の2歳上で幼馴染。

私の母の就職先(45年前です)でもありました。

仕事やお寺のことや、家族丸ごと色々とお世話になっています。

 

園長はお坊さんと園長の二足のわらじ。
アイディアマンで色んなことを考えられます。
学童の施設に天体観測所を設けてみたり。 

 

自分が先生となって寺子屋をしてみたり。

そんな園長が昨年より発案したのが「卒園生タイル」です。
自分で書いた絵がタイルに焼かれます。

↑昨年ご卒園の園児たち。

これ、「どうやって貼ろう?」と去年ご相談いただきました。
専門業者に依頼しようか?自分で貼ろうか?
その工法は何が良いか?
一緒に頭を悩ませて、決断しました。

適正のある接着剤用意するから、園長に貼ってもらおう!
きっとその方が園児もご家族も喜んでくれるはず!
私もお手伝いしますよ!

ということで何も無かった壁に位置だしをして園長自ら1枚づつ貼っていきます。
世界に1枚だけのタイル。


落として割ったりしたら大変です。
(園長の責任です笑)

 

今年も綺麗に貼れました!
たまたま居合わせたお母さん方からも喜びの声がもれました。

他の地域の園を知っているわけではありませんが、城崎に「城崎こども園」があって、子ども達は本当に幸せだと思います!

面白い発想をカタチにしていくお手伝い。
こういうことも本当に楽しいです!

4月からはわが子もこども園に入園します。
わが子の描いたタイルを貼るのが今から楽しみです!

工事は仮設工事から

やっと雪も溶け、三寒四温。

日に日に、とは言わないまでも少しずつ暖かくなってきました!

UTSUROI TSUCHIYA ANNEX工事も打ち合わせと着工をしています。

工事はまず仮設工事から。

仮設というのは文字通り「仮に設置する工事」です。

例えば外部足場。

外壁を施工するのに必要ですが、工事の後はもちろん解体します。

工事作業用の足場であり、防災用(第三者に迷惑をかけない為の)として大切な役割です。

 

↑足場設置前です。

足場組は「とび職」が行います。

正直昔やんちゃだった方が多いです。(笑)

 

今回の足場は職長さんが26歳!

とっても若い。

そして昔やんちゃしてたんだろうな~という感じ。

とは言いながら、城崎こども園の通園路ということもしっかり踏まえて安全に配慮しながらガッチリした足場を組んでくれました。控えも十分に取ります。

少し休憩の時に話していると城崎出身の子でした。

私とはひとまわり以上年齢が違うので面識はありませんが。

やはり地域の工事は地域の人間が施工する方が何かにつけて良い方向に向かうと思います。

「何になるんですか?へぇ~!完成したら絶対きますわ!」

笑顔が爽やかでした。

そして前面足場の完成。

グっと建設現場らしくなりました。

これからもUTSUROIプロジェクトの進捗も報告していこうと思います!

 

 

余談

城崎こども園が近いこともあり、朝の通園ラッシュで親子にたくさん挨拶をしてもらいました。

もちろんこちらからも挨拶を返します。

同級生や知っている顔もちらほら。

嬉しい反面、特に車両の出入り等気をつけなければなりませんね。

そして私の菩提寺でもある臨済宗極楽寺も近い。

現場に行く度にお参りしています。

掲示板の言葉に毎度、心を打たれます。

頑張ります!

 

大工さんの趣味

我が社の大工のお父さん。
その方も大工さんです。
いつも仕事のお手伝いをお願いしています。

その大工さんの趣味。
欅(ケヤキ)を加工して玩具を作られます。
モチーフは「働く車」。
やはり建設業がモチーフなんですね(笑)。
クレーンは伸びるし、ショベルも動きます。
欅は硬い木材ですが見事な加工に温かみが木目から溢れています。

やはり手先が器用!
細かい作業や難しい加工はやはりベテランの技が光ります。

以前、私にもフルセットプレゼントしてくださいました。
感動して娘にひとしきり見せました。

その後は我が家は娘2人だし、もっと多くの子どもに触れて欲しい!
と思って城崎こども園に寄贈させてもらいました。

タブレットや最新の玩具もたくさんありますが、やはり木の玩具に触れて欲しいと思います。

子ども達が喜んでくれていると良いなぁ。

 

作業と作品

さて準備してきたUTSUROI TSUCHIYA ANNEXの工事安全祈願祭

を終えていよいよ工事に入ります。

このプロジェクトは設計士さん、アドバイザーさん、日本画家さん、彫刻家さん、照明のプロの方・・・

と多くの方が結集しています。

その中で今回ご紹介するのは映像作家の「藤原次郎」さんです。

「城崎スケッチ」をはじめ、豊岡や但馬の映像をたくさん発表されています。

↓↓失礼があってはいけないので是非HPをごらんください↓↓

jiro-fujiwara.com

今回のプロジェクトを映像に残してくださいます。

先ずは着工前の写真を撮っていただいたのを見せてもらいました。

とても美しい。

これから改装する建物には見えません。

 

 

 

我々施工業者は「工事写真」というものを撮ります。

↓工事写真↓

 

 

特に公共工事等では大切な作業です。

藤原さんの写真とは別物です。

「作業」と「作品」の差ですね。

とはいえやはりこの作業は大切なことには変わりありません。

 

 

イガキフォトスタジオさんにもよく家族写真を撮ってもらいますが、やはり餅は餅屋。

プロの技って本当に凄いです。

※この画像は載せるために写真をスキャンしているので写真はもっと素敵です!

↓↓イガキフォトスタジオ↓↓

http://www.igakiphoto.jp/

 

 

我々も建築、施工のプロとして知識と木材加工や施工の腕を更に磨かねば!

と改めて感じました。

我々施工者が日々着々と行う「作業」の積み重ねが、お施主さんにとってかけがえのない「作品」となるのですからね。

 

 

 

 

「UTSUROI TSUCHIYA ANNEX」

昨日は「工事安全祈願祭」に出席しました。
いわゆる「地鎮祭」のようなものですが、新築ではなく改装ですので神様への着工の報告かつ、安全を祈願するための式典です。

城崎温泉の旧消防署がプロポーザル(簡単に言えば提案型の入札)に出され、つちや旅館さんが見事落札されました。それから相談を重ね、ついに着工と相成りました。

弊社、谷口屋工務店が施工をさせていただきます。

つちやさん出身の日本画家、山田毅画伯の絵画ががふんだんにちりばめられたアートギャラリー&カフェを併設した宿泊施設に生まれ変わる、その名も

「UTSUROI TSUCHIYA ANNEX」プロジェクト。

誠意一杯施工して、城崎温泉の新たなランドマークにしたいと思います!

・・・余談・・・
若くして亡くなられた先代の社長には個人的にも可愛がっていただきました。
ひょうひょうとした方で、何の用事もないのに呼んでもらってお茶を飲みながら世間話をしたり。屋根裏に猫が入ったから取ってくれと22時に電話がかかってきたり。
家族旅行に行くからその間に工事しといてと旅館の鍵をお預かりしたり。
こんな全幅の信頼をしていただけるのは施工会社としては嬉しい反面、大変なプレッシャーでもあります。
亡くなった時はあまりに早すぎて信じられませんでした。
私が弊社に入社し、工事をしていた十数年前は小学生だった息子さんが素晴らしいリーダーとしてプロジェクトを牽引されています。

この姿を天国で先代の社長も見られてるのではないでしょうか。
と思っていたら、思いがけない出来事がありました。
工事安全祈願祭で宮司さんが祝詞を奏上されているときに道路を鹿が通り過ぎたそうです(私は司会で背を向けていたので気がつかなかった)。

鹿は神の使いと言われます。
先代の社長が鹿に姿を変えて様子を見に来られたのだと思います。

幸せな気分になれた安全祈願祭でした。
しかし工事はこれから!頑張ります!

成長と共に

「家」

って、家族の成長とともにあると思っています。

先祖から引き継いだ家でも、新たに新築する場合も、です。

私が今住んでいるのは祖父が建てた築40年になる古い家です。

和風の建物で柱が至るところに見えます。(※注1)

柱には線と名前が刻まれています。(厳密にはケーシングと呼ばれる枠)

これは祖父母の孫、つまり私や姉、従兄弟達の背丈です。

祖父は毎年、孫が来るのを楽しみに、そして記念に刻んでいたんでしょうね。

近年は和室が少ない傾向なので柱がむきだしの建物は少ないですが、こういう記念も良いですね。

子どもが産まれたから物置部屋を改装したい、

子どもが大きくなったから1人部屋に改装したい、

子どもが独立したから、家事室や読書部屋にしたい、

そういう工事をさせていただくこともあります。

家は家族構成によって形を変えていくこともあるんですね。

それはまた成長の証なんだと思います。

ご家族の成長が、家の成長なんですね。

 

※注1

和風の建物を「真壁」といい柱が見える造り、

洋風のあつらえ「大壁」といい柱を隠す造りです。

和風は木で空間を仕切ってリズムをだしています。

洋風は壁の柄で変化や趣を演出することが多いです。

もちろんミックスした工法も増えてきていますよ♪

 

 

 

年度末が近づきます。

弊社は豊岡市の入札に参加しています。

年間公共工事の入札や見積りの依頼があり、工事を行っています。

一番多い時期が今、つまり年度末です。

市営住宅の退去・入居に伴う更新工事や公共物の修繕工事が多いんです。

まあ年度末の予算消化ということでしょうが、豊岡市市内には様々な建築の老朽化が進んでいます。

全部いっぺんに直すわけにはいかないですので、順位づけは必要な作業なんだろうと思います。

限られた予算で緊急性や必要性の高い案件から発注されていきます。

 

しかしこの入札物件というのは神出鬼没に発生するんです。

1.市役所からFAXが来るので必要書類をもらいに行く

2.期限内に見積りをして社内で検討する

(工法や期間、金額を相談します)

3.見積りなら提出、入札ならいざ勝負!

しかしこの作業、市役所指定の期限なので重なるとてんてこ舞いです。笑

先週から通常の仕事に加えて3件の見積り・入札作業を進めています。

 

 

実は昨日の日曜は娘と雪遊びをして汗だくになったんです。

夕方から体調悪いな~と思っていて夜に熱を測ったら38.2℃。

「ありゃ~、明日提出の見積りはあるし並行作業中の案件も多いのにやばいな~」

と思ったのでした。

案件が重なっている時の風邪で1日ダウンは非常に厳しいのです。

ましてやインフルエンザなんてことになれば1週間・・・。

背中に走る悪寒に加えて、嫌な予感が頭の中を駆け巡ります。

 

なんとか今夜中に治さねば!

ゆっくりお風呂につかり、風邪薬を飲んで、ウィダーインゼリーを飲んでカロリーを過剰摂取して20:30に就寝。さすがに10時間は寝れなくて、起きたり寝たりしながらも横たわりました。

 

朝、熱を測ると36.0℃!!

良かった~!!平熱よりも下がっています。

無事に豊岡市役所に見積りを提出することができました。

 

皆様の風邪対策はどんなのですか?

私は暖かくして寝る!カロリーを摂る!です。

 

春はもうしばらく訪れないようですので、皆さまも寒さから身体をご自愛ください。

あ、最近の一番のインフルエンザ予防は「20分に1度少量でも何か飲む!」なんだそうです。

喉にインフルエンザウィルスがいると繁殖しますが、水分で胃に流し込むとウィルスは死滅するんだそうです。手洗いうがいに加えてやってみてください♪

 

 

雪かき

昨日雪のお話をしたら、今朝氏神様の神社よりご依頼がありまして、雪かきをしてきました。

ドドっと雪が降ると、、中々皆さん大変ですよね。除雪重機をお持ちの事業所もありますが、大半の方は人力だと思います。

弊社は雪かき重機を準備していないので人力か、重機が必要ならば協力業社にお願いしています。

今日は四所神社さんからの依頼でした。

境内は階段があり上の段は重機は使えません。なので上の段は私が人力で。

下の段は重機が入れるので城崎町工業会の仲間でもあり、協力業者の斎藤造園さんにお願いしました。

参拝者が気持ちよく参れるように心を込めて除雪しました!

氏神様が少しでも喜んでくれると良いのですが。

実家は中町と呼ばれる四所神社近くですが雪を捨てる場所もありせん。

週末までに雪取らないと(雪かきで貯められた雪)交通に支障をきたすので、土曜にでも城崎温泉の通行向上の為に出動しようと思います!

http://taniguchiya.info/wp-content/uploads/2018/01/img_7167-1.mov

雪の季節ですね

豊岡市は下手な雪国よりもたくさん雪が降ることもあります。

SNSに投稿すると新潟や長野の友人が「うちよりたくさん雪があるね」と知らせてくれます。

今年も雪が降り出しました。

昨年に続いて、短期間にドカっと降っています。

城崎温泉としては雪化粧の最高の景色が見れるという良い面もありますが、電車が止まって観光客が来られなかったり、ノーマルタイヤしか持ってない旅行者からキャンセルがあったりと悪い面もあります。

弊社では基本的に雪かきのご依頼はお受けしてはおりません(専用の機械を準備していませんので)が、いつもお世話になっている旅館さんや神社、高齢者のお宅の雪かきをお手伝いすることもあります。

雪下ろしもかなり危険な作業なので、できれば無い方が良いのですが、市民の皆さんがお困りになってしまうので、「豊岡市の雪下ろし業者」として名を連ねています。

雪が降った時は是非、軒先を見てみてください。

雪止めがないと道路に雪がドンドン落ちてしまい、通行人や観光客に迷惑がかかります。大事故にも繋がりかねません。

雪国では「屋根に雪を載せておく」のが基本です。

瓦の雪止め瓦を増設したり、網状の雪止めの設置をさせていただくことが増えています。

是非ご検討ください。

 

雪は乗せておくもの・・・と言っておきながら、雪が長期間残り雨を吸って重量を増すと軒先が折れてしまうという心配もあります。但馬地域では1mを目安に雪下ろしすることをオススメします。軒先が長いおうちや旅館さんは特に注意が必要ですね。

屋根の雪は軒先をに一番多くたまるので平地で70cmくらいあると軒先を確認する必要があります。

まあ城崎町内だとめったにはないですのでご安心を。

大雪や大雨は家にいて、実は家の声を聴く良い機会だと思います。

大切な家をいたわってあげてくださいね。

2018春の水周り情報

今日は豊岡市内にショールームがある唯一の住宅設備メーカーTakara standardの春の水まわりフェアのご紹介です。

タカラの商品はTVCMでもPRされています。

高品位ホーロー(金属にガラス加工がされています)が得意なメーカーで丈夫で長持ち、高級感も素晴らしいメーカー。台所の油汚れもへっちゃら!です。

住宅設備もたくさんのメーカーがあり、メーカーごとに特色があります。

ただ豊岡にショールームがあるのはタカラだけなのでありがたいですね。

三田村所長を始め、とても気さくな方が多いショールームです。

Takara春のフェア情報

水周りを更新してみたいという方は語気軽にご相談ください。

もちろん今すぐに工事を考えていなくても良いと思います。

・今年できるかな~

・来年くらいに考えてみようかな~

・最新の設備ってどんなのか見てみたいな~

どんなご相談にも乗らせていただきます!

(もちろんご相談は何度でも無料です!)

 

ご要望があればショールームにももちろん同行します。

工務店と同行すると間取りやお施主さんの意図を専門家の意見としてメーカーと共有することが容易です。たまに「ショールームで決めてきたで、取り付け頼んだで!」という方もいらっしゃいますが、サイズが部屋に合ってなかったり給水・排水が考えてなかったり・・・なんてこともあります。

 

タカラスタンダードでは春の水まわりフェアを

3/31(土)、4/1(日)両日10:00~17:00で開催されます。

台所、お風呂、トイレ、洗面所。

水周りの更新工事は生活の利便性に直結します!

是非ご検討頂けたらと思います。

※谷口屋工務店ではTakara standardだけでなく、LIXIL(リクシル)やPanasonicなど各種メーカーの商品を施工することができますので気軽にご相談ください!

豊岡じゃなくて福知山や神戸、大阪のショールームを見に行きたい!

という方がいらっしゃいましたら私が運転してお連れしますよ~。

 

 

大工の道具

私(六浦)は個人的には大工職人ではないのですが、工場(こうば)にいけばたくさんの加工機械と木材、職人の道具があります。

また少しずつご紹介したいと思います。

今回は「墨壷(すみつぼ)」を紹介します。

私は大学卒業後、2年間横浜のゼネコンで現場監督をしていたのですが城崎に戻り谷口屋で働き始めた時に工場で大工が使っている道具を見て驚いたんですね。

「まだこんな前時代的な物を使っているのか・・・」

墨壷も今やプラスチック製のものが主流だと思います。

壊れたら買い換える、安価な道具です。

その時、大工と話してて

私「まだこんな墨壷使ってるん?」

大工「プラスチックのも持ってるけど、やっぱりこれじゃないとキマらん!」

プラスチックの墨壷ではなんかおもちゃを作っているようだと、心がこもらないとその親方は言っていました。

それ以来、私が一番好きな道具が墨壷になりました。

工芸品のような道具で墨付けをして加工する姿。

心が少しでもこもる、大切な作業です。

始めます!

ずっとHPを作って情報発信したいと思ってきました。

しかしながら今まで臆して進めなかったのですが、これからは谷口屋も情報発信していきたいと思います!

「工務店」とは何だ?皆さんご存知なこともあるでしょうが知らないことも多いはず。

工務店の仕事、大工の仕事。

地元密着ならではの成功話や苦労話をお届けしたいと思います。